005.「困難は群れで分け合え」の謎

11話、作戦会議時のアライさんとかばんちゃんの会話、
かばんさんも言ったそうなのだ!『困難は群れで分け合え』と
「え?ぼくそんなこと言ったっけ?」
について検討します。

この記事は陳腐化しました

ニコニコ一挙のたつき監督曰く、「恐らくアライさんの誇張」とのこと。

下の番号でいうと1が正解でした。

…本当に?

以下、当時の考察です



私の知る限り、この発言については以下の4つの仮説があります。

  1. そのような発言は存在しない
  2. ミライさんの言葉をかばんちゃんのものと混同
  3. 時間的に非同一なもう一人のかばんちゃん
  4. 空間的に非同一なもう一人のかばんちゃん

そのような発言は存在しない説

一番シンプルです。実のところそのような発言は存在せず、アライさんがでっち上げてしまったということです。
アライさんのおちゃめっぷりを表現するためのただのギャグ、あるいはパーク全域でかばんちゃんのことが神格化され始めている、あるいは12話の「群れとしての強さを見せつけるのです」に対応しているといったことも考えられますが、何れにせよ本質は「その発言は存在していない」ということです。
私の周りの人はほぼ全員この立場を取っているため、最も客観的な結論なのかもしれません。

ここからが本番です。

ミライさんの言葉をかばんちゃんのものと混同説

「当時」のパークでミライさんがこの発言を行い、それが口伝されアライさんの知るところとなったということです。
アライさんの発言について精査すると、「言ったそうなのだ」と伝聞形になっています。つまり、アライさんはこの発言を直接には聞いておらず、他のフレンズ達を介して間接的に知ったことになります。
「当時」を起点としたフレンズ達の伝言ゲームの中のある時点、あるいはアライさんの中で、それがミライさんの発言だではなくかばんちゃんの発言だと差し替わってしまい、このような会話に至ったという流れです。
6話や8話の様子を踏まえるに、昔パークにヒトが存在したという情報は一部のフレンズ達の間でまことしやかに伝えられているようです。ただし、ツチノコさんを除く全てのフレンズの発言はアライさんと同様伝聞形を取っており、あたかも神話のような形で口伝されていることがわかります。
「困難は群れで分け合え」もそのようなヒト神話の一部として語り継がれた内容の一部だ、というのがこの仮説の大きな裏付けとなります。

時間的に非同一なもう一人のかばんちゃん説

ここからはいわゆるトンデモ考察に片足を突っ込むことになります。
この発言は実際にかばんちゃんによってなされたものだが、それは現在のかばんちゃんとは異なる、即ちアニメ本編で描かれた以前にもかばんちゃんが存在し、その際に件の発言を行ったことが口伝されているということです。
「けものフレンズはループ世界」的なトンデモ考察は稀によく見かけますが、これはそれに近い考えです。
この説の有力な証拠は、かばんちゃんの帽子にあります。かばんちゃんの帽子は「服」ではなくミライさんの忘れ物であるため、サンドスターによる修復効果を受けないようで、他の服に比べボロボロであることが強調されています。
帽子には穴が小さく見積もって2個存在しますが、仮にこれがサンドスター墜落の際に空いた穴だと考えた場合、サンドスターの帽子への墜落イベント、つまり髪の毛からかばんちゃんが誕生するチャンスも同様に2回存在したことになります。
内一回の物語は本編内で語られたものですが、それ以前のもう一回が存在しており、その中でもう一人のかばんちゃんがこの発言を行った、という説です。
実はこの説は、ボスの録音再生条件とアライさんの語る記憶の矛盾やジャパリパークの地理など、他の多くの考察と深く相互影響するものです。
ボスの録音は基本的に場所をキーとして再生されることがわかっています。仮にそれ以外の再生条件は無いと仮定した場合、アライさんの聞いたミライさんメモ7( = 11.2)は火口付近で録画されたものでなければなりません。にも関わらず、このメモについてアライさんは「さばんなでその帽子を見つけた時に喋りだした」と語っています。
この矛盾を解決するための最も単純な方法はメモ7だけは羽が再生条件になっているというものですが、かばんちゃん非同一仮説がその方法になるかもしれません。
なりませんね…

空間的に非同一なもう一人のかばんちゃん説

かばんちゃんは同時に複数存在し、11話時点で描かれているのと別個体のかばんちゃんがこの発言を行ったという説です。トンデモ考察ここに極まれり。
一応、同じ動物のフレンズが生まれることはある(10話)ので、あのミライさんの髪の毛以外のヒトの遺物があれば実現可能な説です。
アニメ本編で描かれたかばんちゃんとサーバルちゃんの旅は無数に存在するさばんなコンビの一つの例に過ぎず、いや、もしかすると一話ごとに違うさばんなコンビを描いていたのかも。
…それはそれで面白そう。

結論

私は2だと思います。

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