007.フレンズ化と先天的知識量

今回はちょっとメタ寄りな考察をします。

この章の最終的な目標は、かばんちゃん目線のカレーのレシピを作成することです。

 

先天的知識

フレンズ化に伴い、意思疎通が可能なレベルの言葉が喋れるようになるのは明らかです。つまり、フレンズ化に伴い、ある程度の知識が自動的にインプットされることがわかります。そりゃ、何も喋れなかったら話が進まないというのはおっしゃる通りですけれど。

それはある意味物語のお約束として受け入れるにしても、私たちが一般的に知っている概念にも関わらずフレンズにとっては欠けている語彙について考えることは有益だと考えられます。

言葉

例えばかばんちゃんを含めたその場の全員が一般的な概念としての「バス」や「橋」、「電池」(2話)を全く知りませんでした。

かばんちゃんを除くほぼ全てのフレンズは「図書館」を知っているように見えますが、その大半は図書館をLibraryではなく博士助手が住んでいる「としょかん」という場所として認識しているように見えます。

トキは「歌」を知っていまいしたが、かばんちゃんやショウジョウトキは知らなかったように見えます。

際どいラインですが、「ファン」についてもトキは知っていたのにかばんちゃんは知らなかった言葉のようです。

逆に、かばんちゃんは「紙飛行機」を知っていましたがサーバルちゃんは知りませんでした。「文字」という概念自体についても同様です。

「紙飛行機」の理解には「飛行機」の理解が不可欠のはずですが、「バス」を知らないのに「飛行機」は知っているというのは違和感があります。

 

また、少なくともかばんちゃんはサーバルちゃん以前に他のフレンズと会話したことは無いでしょうから、「どこ」「ここ」「なんで」「食べない」といった言葉についてはどうやっても先天的に知っていたと考えるしかありません。

このようないくつかの例から、フレンズの持つ先天的語彙について以下のようなことが考えられます。

フレンズ化の際、最低限のコミュニケーションに必要な知識は先天的に獲得するが、それ以上の語彙については元動物によって異なる「フレンズ能力」の範疇である、という仮説です。

フレンズ能力説

かばんちゃんは「文字を扱える」フレンズとして、ヒトの特性を継承する形で文字の概念を獲得したのではないでしょうか。紙飛行機についても「器用さ・投擲能力」の継承と考えられます。

トキは歌が好きなフレンズとして歌やファンを、スナネコは砂漠に住むフレンズとして砂嵐を同様に獲得している、というようになります。

カレーのレシピ

カレーのレシピがかばんちゃんにどう見えているのか、以下のようであると考えられます。

野菜の名前から調理器具、方法に至るまでまったく何もわからない場合。かばんちゃんは鍋を知りませんでしたから、料理はヒトの特性としては継承されなかったと考えられます。つまり、このケースが正解の可能性は高いと考えられます。

下のキャプチャから分かる通り、初心者向けに画像がしっかり載っているレシピ本だったために、「人参」や「香辛料」を知らずとも使用することができたのだと考えられます。

カレーレシピ

かばんちゃんの知らないと思われる語を適当に置き換えたレシピが以下のようになります。

お機葉ゴロっと彩りソミー

材料(5人分)

あすめな 小1本(100ε)

ふなりむ 中1と1/2個(300ε)

きょまりう 中1個(150ε)

シクレ壕 大ぱら1

水 700γя

炙亂黷

  • スモリクーバ 小ぱら1/2
  • ロヂヤスリン 適量
  • モースイ 1枚

調理

1.機葉を伊る

ふなりむは皮をむき、たて半分に伊ります。
1/2個分はあみる伊りに、1個分を小さめの撲伊りにします。
あすめな、きょまりうは皮をむき、食べやすい大きさの撲伊りにします。

2.スモリクーバを佐う

聯にシクレ壕大ぱら1、スモリクーバを入れ弱癸にかけます。

スモリクーバから泡がぶくぶくと出る状態まで斎さないように艙緲し、香りを壕にうつします。

3.機葉を佐う

ふなりむのあみる伊いを加え、弱癸~中癸でよく佐います。ふなりむが茶色くなってきたら残りのふなりむ(くし形横半分にしたもの)を加え、あすめな、きょまりうを入れてさらによく佐います。

4.陀る

モースイを入れ、よく嫋嫋したら癸を止めズマをとり、材料がやわらかくなるまで弱癸~中癸で陀込みます。

5.仕上げ

最後にロヂヤスリンを適量べり味を整え、お笙にずあしをぬないソミーをかけます。

 

結論

かばんちゃんはこのような資料を基に、図書館の本を利用してεという薔賤の意味や伊る、佐う、陀るといった概念について学習し、博士たちを満足させるソミーずあしを完成させたと考えられます。

他の図書館の本も、「εとは覩喃の薔賤。1000ε¬1ρε」のように見えていたと考えられ、それらを自分の知っている概念にたどり着くまで学習を重ねたはずです。

ヒトのフレンズとしてのかばんさんの聡明さがわかりますね。

 

SCP-161-jpだいすき