009.サンドスター

けものフレンズ世界に何があったのかを考察する上で、当時の研究者の目線に立つことは有益だと考えます。いわゆる財団フォーマットをお借りします。

公式ガイドブックのネタバレをほんのり含みます。

 

 

JP-S-XXX サンドスター

サンドスター噴出孔。火山と称される。
サンドスター噴出孔。

 

 

取扱方

JP-S-XXX(以下「サンドスター」)について特別な収容は必要ありません。平常時には動物やJP-S-XXX-Aと触れ合える施設としてパークを一般開放します。

 

概要

サンドスターは未知の微粒子です。サイズは不定であり、現在までに██μmから█mの結晶が確認されています。結晶は透明度が高く、青から紫色に薄く着色されています。

サンドスターは他の物体に「当たった」1)対象にある速度以上で衝突することがその条件だと考えられています。時にその異常性を発現します。

サンドスターが当たった対象が「有機物」だった場合JP-S-XXX-Aを生じます。対象が「無機物」だった場合JP-S-XXX-Cを生じます。

「有機物」に含まれると既に確認されている物品のリストは以下の通りです。

  • 動物
    生き物。
  • 動物の遺物
    化石や頭髪。

実在しないと考えられている未確認生物をベースとしたフレンズの存在が確認されたため、その実在性を問わず、動物について記述された情報媒体もサンドスターの持つJP-S-XXX-A化効果の対象である可能性があります。

 

また、生物への影響の他にも以下のような特性を持つことがわかっています。

  • 気候・温度・湿度を調整し、全く異なる環境を併存させる。
  • 物体に働きかけ、その劣化速度を遅らせる。あるいは劣化を完全に停止させる。

 

サンドスターはジャパリパークの周囲██kmのエリアで空から降り注いでいることがわかっています。その産出源は現在不明です。

████/█/██追記:ジャパリパーク内キョウシュウエリアにサンドスターの噴出孔(「火山」)の存在が確認されました。

火山は常時サンドスターを放出していますが、定期的に大規模な噴火が発生しているようです。この時放出される結晶は平常時のものと比べ大きくなります。このような事情から、JP-S-XXX-A化現象を引き起こすのに十分な終端速度を得られるサンドスターが放出されるのは噴火時のみと考えられます。

これ以外の噴出孔の存在は現在確認されていません。

████/█/██追記:エージェント███の調査によって噴出孔周囲の状況が明らかになりました。

火山内部からはサンドスターの一種と思われる黒色の微粒子が吹き出しています。(JP-S-XXX-ρ(「サンドスターρ」)と分類)

火口上部にはある種のフィルタリングシステムJP-S-XXX-D(「四神」)が構築され、これによってサンドスターρがフィルタリングされ通常のサンドスターとして各地に降り注いでいます。

 

 

JP-S-XXX-A フレンズ

JP-S-XXX-1(「フレンズ」)は一般的な人間の少女と基本的に同一の外見を持つ知的生命体です。複雑な概念は認知していない場合がありますが、ほとんどの個体は日本語による基本的な会話を行うことが可能です。しかし、その生物学的性質は人間あるいは他の一般的な生物と大きく異なることが既に判明しています。

各フレンズはサンドスター作用対象の生物学的な種に応じた個体差を持ちます。

外見上の特性としては、多くの場合元動物の物を模した追加の耳や尻尾を持ちます。鳥のフレンズは頭部に羽2)あるいは羽のように見える髪型を持ち、蛇のフレンズはフードがある衣服を着ています。

能力についても、飛行能力、ジャンプ力、擬態能力といった元動物の特性や習性を直接的あるいは間接的に継承し、その身体に比して物理的に不可能と思われる身体能力でも発現することが可能です。そのような能力を使用する際には身体からJP-S-XXX-B(「けものプラズム」)が放出されることがわかっています。これはサンドスターをエネルギー源として使用した後の残滓と考えられます。

 

フレンズはその身体機能の維持にサンドスターを利用していると考えられます。その為、サンドスターの供給が一定期間絶たれる、長期間に渡って過度な運動を行う、JP-S-XXX-Cに捕食されるといった理由で体内のサンドスターが枯渇すると元動物に戻ります。

この時、サンドスター作用対象の種類や状態に関わらず、常に生きた元動物が復元されます。この特性を利用し絶滅種を復活させる研究が試みられています。

 

JP-S-XXX-B けものプラズム

けものプラズムはサンドスターと同様に虹色の微粒子です。以下の観察記録を参照してください。

観察記録XXX-1

1日目 ██:██:██
噴火の翌日。火山に近いさばんなちほーではサンドスターの微粒子が薄く堆積している。景色はキラキラしている。
[データ削除済]のフレンズが崖を滑落した際に微粒子のようなものが観察されたが、これがけものプラズムなのか単に堆積したサンドスターが舞い上がっただけなのかは不明。

3日目 ██:██:██
トキのフレンズが飛行する際にけものプラズムの発生を確認。

6日目 ██:██:██
ライオンとヘラジカの戦闘時にけものプラズムらしきものの発生を確認。

12日目 ██:██:██
JP-S-XXX-Cによりフレンズ化が解かれる直前の状態にあるフレンズから大量のけものプラズムらしきものの発生を確認。

 

JP-S-XXX-C セルリアン

JP-S-XXX-C(「セルリアン」)はゼリー状の外見を持つ生命体です。サイズは██cmから██mまで、色は青、赤、紫色の個体が確認されています。

セルリアンはフレンズを捕食しようと試みます。これはサンドスターを吸収するためと考えられていますが、他に狙いがある可能性も指摘されています。

人間に危害を加えた事例も確認されているため積極的な対策が必要です。有事の際は「プロトコル・パッカーン」として、フレンズの協力を得た職員がセルリアンを倒すことが許可されています。

████/█/██追記:新型のセルリアンが確認されたため、元から存在した種をJP-S-XXX-C-1(「第一世代」)、新型をJP-S-XXX-C-2(「第二世代」)と分類します。

様々な体色を持つ第一世代と異なり、第二世代セルリアンは全身が黒い個体です。上述した特性に加え、サンドスターρを吸収し自己回復・巨大化を行う事がわかっています。

従来のプロトコルは第二世代セルリアンに対して有効ではありません。無尽蔵な巨大化を許せば甚大な被害をもたらすことが予想されるため、「プロトコル・パークの危機」が策定されました。

 

JP-S-XXX-D 四神

四神は4枚のタブレット状のオブジェクト(JP-S-XXX-D-1~4「青龍・朱雀・白虎・玄武」)から成るサンドスターρフィルタリングシステムです。

システムはサンドスターが放出されるようになった以前から存在していたと考えられますが、ジャパリパーク財団としてはその存在を認知していませんでした。このことから、四神は人類以外の何者かが構成した、あるいはジャパリパーク財団研究者の一部が秘密裏に設置した可能性があります。

四神-1~4の位置関係が正常でなくなった場合、システムが機能不全に陥りサンドスターρの放出を許すことに繋がります。緊急時以外の立ち入りを避けるため「プロトコル・神聖な場所」を実施します。

 

補遺

████/██/██に「プロトコル・パークの危機」最終段階が実行されて以来、パークへの立ち入り及びあらゆる干渉は禁じられています。

References   [ + ]

1. 対象にある速度以上で衝突することがその条件だと考えられています。
2. あるいは羽のように見える髪型